いつもと変わらない風景が、すごく綺麗に見えた日、私の友達は自然なのかと感じた。いつもと変わらない人たちが、私とは全く違った人たちに見えた。
いつもと変わらない日常なのに、私だけが変わったんだ。
うつ病になってから、こんなことを思うようになった。
「土がなきゃ私はどこかに飛んで行ってしまう」
突然の思い
上記に書いたように、健康な人には理解ができない思いをするようになりました。
私自身がフラフラと宙を舞うような感覚で、しっかりと地に足が付いていないような感じです。そのため、いつ死んでしまうのか、どこかに行ってしまうのか、自分自身でもわからずにいました。
もし私が木だったら土で固定されてるはずですから、その土がないということは、どこかに行ってしまうんではないかと。
今思えば良くわからないことを思っていました。
自殺はしたくない。だが自分に殺されそう
私は苦しいこの世界からいなくなったら、楽になるんじゃないかと思い始めました。しかし死ねなかったのです。死ぬのが怖かったのです。
怖いのに死にたい。自分に殺されると言った感じです。
自分に殺される前に、死ぬ前にやりたいリストを作る。全てやり切ったら殺されてもかまわない。だから私は、たくさんのやりたいリストを作成しました。
今ここで生きているので、やりたいリストを作成して良かったと感じています。
周りの死は影響されやすかった
私がうつ病で苦しんでいたとき、芸能人の方ではありますが、自殺をしたと言った報道が流れていました。
そのときは「苦しい思いをしていたら、楽になるために死を選んでもいいんだ」と思えました。 楽になってもいいんだ。無理して生きなくてもいいんだと。
自殺は悪いことじゃないと思えました。
しかし、うつ病の私でも考えました。
どこで死ねるのだろうと。
家で死んだら片付けが大変、迷惑がかかる
車にひかれたら、運転手に迷惑がかかる、その人の人生を狂わせてしまう。
山で死んだら山に遊びに来るたくさんの人の迷惑になる。
高いビルから飛び降りたら、下にいた人の迷惑になる、見た人の人生を狂わせてしまうかもしれない。
要は、自殺する場所なんてないんだ。
生きなきゃいけないんだ。
私が一人でうつ病と戦って苦しめばいいんだ。
死ぬのはいつだってできる。
少しでも生きたいと思うなら、死ぬ準備から始めればいい。
会いたい人にも会っておこう。
死ぬ準備をしてからでも、遅くはない。
私はそんなことを考えていました。
私は、誰かに助けてほしかったのだと思います。
こんなに苦しいんだよ、誰か助けて。
うつ病で苦しんでいる方
私がうつ病だったとき、本当に苦しかったです。
なのでうつ病で苦しい思いをしている方の気持ちは、わかります。
でも、生きていてほしいんです。
生きていると、笑えることがあります。
仕事を辞めても、食事を抜いてもいいと思います。
辛いなら辛いと声にだしてみて下さい。
病院の先生でもカウンセラーでも、誰でも良いから辛いと言うんです。
そこからまた、違った道が開けるかもしれません。
死ぬのはいつだってできます。
だからこそ今生きるのです。
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